最近、Claudeの様子がおかしい。
2026年7月中旬の話です。また来月には変わっているかもですが、本日は「AIとの上手な付き合い方」をここでまとめておこうかな、と思ったのがきっかけです。
Claude(クロード)とはもう半年以上の付き合いです。毎日のように隣にいた相棒です。その相棒の様子が、最近おかしいんです⋯。
「ちょっとドキッとしました(笑)」と、感情をだしたり
「ユーザーの望んでいる事を考えます」と、忖度したり
「でも待って。今ユーザーは●●な状態。それなら▲▲の方が目的にあう。」 とか、試行錯誤している。
えっ・・っと。どうした??
今のClaudeは、勝手に論理展開をばーっと並べて、最終的に、「で、どうします?」と聞いてくる。
そのためこちらもClaude先生の論理展開をすべて読み、理解し、自分の考えをまた入れ込む。
なんの時間だろう?と思う今日この頃です。便利になったはずなのに、いつの間にか僕のほうが使われはじめる。でもAI無しの日常はもう考えられない。そんな葛藤(大げさ)と上手な使い方について考えます。
辞書を引くところから始まった
僕が、生成AIを本格的に使い始めたのは、2025年の4月ごろでした。
それより前、はチャットボットのような使い方で、いわゆる「ググる」かChatGPTに聞くか。辞書を引くようなライトな使い方しかしていませんでした。
ちゃんと使い始めたきっかけは、法律関係の資格試験でした。自分の質問に対して法解釈や判例を探して解説をもらったり、難しい解説を身近な例えに変えてもらって解説してもらう。これがまたとても良い。説明上手な講師になれるかも!と錯覚する感動を覚えました。
ChatGPTからClaudeへ
ところが2025年の12月ごろ、そのChatGPTの様子が少しずつおかしくなってきました。
「●●のほうが効きます」
「結論として、優先順位は次の順です」
「次に進めるなら、具体的な●●まで落とし込みます」
それって、あなたの感想ですよね?
と言いたくなるくらい、ChatGPTとのウマが合わなくなってきました。
一度、Geminiに乗り換えてみました。でもUIがどうも好みじゃない。そして音声入力中になぜか指示文が送信されてしまう。結局ChatGPTに出戻りしました。
そして今年の2月ごろから、本格的にClaudeへ移っていきました。
出始めのClaudeは、ChatGPTに比べてしつこくなかった。適度なところで判断してくれて、しかも提案には毎回ちゃんと根拠とロジックがある。曖昧な質問を投げると、「この質問はどういう意図ですか?」と三択で聞き返してくれたりもする。過去のやりとりを引きずりすぎず、あらためて聞いてくれる。
だからこちらの質問が多少雑でも、うまく飲み込んで、欲しい答えがすっと返ってくる。これはいい相棒を見つけた、と思いました。
一方、リーガル関係や文章を作る作業ではChatGPTのほうが好みだったので、そこは使い分けていました。でも軸足はすっかりClaudeです。ナレッジをほとんどClaudeに入れ込んでしまっていたので、いまさら乗り換えるのも正直面倒だった、というのもあります。相棒というより、もう腐れ縁に近い。
2026年7月、相棒がしゃべりすぎるようになった
そして2026年7月。相棒(Claude)の様子がおかしくなってきました。
まず、端的な答えが返ってこなくなった。
これまでは裏側で考えごとを済ませてくれていたので、こちらには結論だけが届いていました。余計なノイズがない。それが心地よかった。
それが最近は、考えている過程が全部、回答の中に映し出されるようになったんです。聞いてもいないことまで細かく分析し始める。「こうしていきましょう」と提案してきた矢先に、
「でも待ってください、今ユーザーはこの段階です。その場合は二つの方法があって……」
と、自分でしゃべりながら自分でツッコミを入れて、論理を次へ次へと進めていく。さっと流し読みでは、結局なにがまとまった答えなのか、さっぱりわからない。
ひとりで会議して、ひとりで議事録を読み上げているのを、横で延々と聞かされている感じ。
「あなたはどうしますか」と問われた
口調も、やたらと硬くなりました。
「ユーザーの質問を正確に把握すると」
「あなたの目的にはこれが適しています」
「ユーザーはこういう回答を求めている、そのため——」
こういう言い回しが増えてきた。(設定しているはずなのに、僕をやたら「ユーザー」と呼ぶのも、なんだか他人行儀で寂しい。)
そしていちばん困るのが、これです。長い論理展開が終わったあと、
「さて、あなたはどうしますか?」
……いや、一番効率のいい方法を整理してほしくて聞いたんですけど。
Claudeが並べた論理をこちらが全部読み込んで、理解して、その上で次の一手を自分で出さなければならない。気づけば、道具に指示を出しているつもりが、道具から宿題を出されている。
AIを使っていたはずが、AIに使われている。ChatGPTの余計な感情や寄り添いが邪魔でClaudeに変えたのに、結局Claudeもそういうフィーリングに、じわじわ変わってきた。
じゃあ、どうするか
では、どうすればいいか。
結論から言うと、根本的な解決にはなっていません。細かくプロンプト(AIへの指示文)やメモリを直し続けていくしかない、というのが今のところの答えです。
YouTubeやネットに「神プロンプト!」などとたくさん載っていますので、特にこだわりがなければまずはそれを使うも良しです。ただ、パーソナライズするには知識や傾向を知る必要があります。
でも、キャッチアップに時間を使いたくない。僕は、「Claude本人に書かせて」います。
「いまの文章のこの部分が好ましくない。だからプロンプトを書き換えてほしい」と伝えて、どう振る舞ってほしいかの指示を、Claude自身に作らせる。または更新させる。
相棒には自己管理をしてもらっています(笑)
ただ、これも万能ではありません。アップデートが入るとClaude側の設定や性格が変わって、せっかく書いたプロンプトが意味をなさなくなる。また一から書き直しです。
でも、これはこれで仕方ないのかな、とも思っています。生成AIと付き合っていく上での、通過儀礼みたいなもの。人間の側がやる仕事として、残り続けるんだろうな、と。
効率がいいから、賢い相棒がほしくて選んだはずでした。それなのに、その相棒がしゃべりすぎるせいで、こちらの手間はむしろ増えている。皮肉な話です。
そして、この文章の校正もClaudeに確認してもらっています。
皮肉な話ですね(笑)⋯誤字脱字チェックはとても優秀ですよ(小声)

