以前、「ぼくがサイフォンを選ぶ理由」という記事を書きました。
あの記事では、なぜサイフォンなのか、という話をしました。今日はその続きです。ぼくが実際に毎朝使っているコーヒー道具について、紹介しようと思います。
コーヒーにはまり始めた時の話は前にもしましたが、ぼくが最初に買ったサイフォン器具は、HARIOのTCA-3という器具です。
HARIOの中では大変定番なものなので、ここから始めた人も多いのではないでしょうか。
正直、器具は「どれを選んでもいい」
先に言ってしまうと、サイフォン器具でどれを選んだらいいか、というのは「どれでもいい」に尽きます。
自分がいちばんテンションの上がる器具、かわいがれる器具。それがいちばんいいと思います。毎日使うものなので、愛着が湧くかどうかで選んで大丈夫です。
ただ、2つだけ気をつけてほしいところがあります。
注意① フィルターは「一体型」か「付け替え型」か
ひとつはフィルターの種類です。
フィルターは大きく分けて2種類。ネルと金具が一体になっている器具と、ネルの付け替えができる器具です。ぼくはずっと一体型を使っています。
毎日のフィルターの付け替えが許容できるか、できないか。そして、なるべくネルに近い仕上がりになるのは一体型のほうなので、そこで判断するのもいいと思います。
ただ、一体型も定期的な交換が必要になる消耗品です。なので、身近な店舗やネットで買い替えられるかどうかも、地味だけど大事な指標になってきます。
注意② 容量は「大は小を兼ねない」
もうひとつは容量です。
あまりに大きいと、場所を取るだけではなく、淹れるのに時間もかかります。「大は小を兼ねる」という考えは、コーヒーではあまり使わないほうがいいかなと思っています。
ぼくが使っているTCA-3は、型番のとおり3カップ用の器具です。ただ、ここに落とし穴があります。
コーヒーの「1カップ」は、実際に自分がマグカップなどで飲むより、小さめに設定されているんです。1カップ分が、だいたい120cc前後。「一人で飲むぶんだから十分」と思っていたら、意外と小さかった、ということもあります。
大容量だと、そのぶん時間もかかります。市販でよく売っているのは3人前か5人前なので、そのあたりから選ぶのがいいのではないかと思います。
【HARIO (ハリオ) コーヒーサイフォン テクニカ 3杯用 TCA-3】
熱源はアルコールランプ推し(と、マッチのロマン)
器具とは別に、熱源が必要になってきます。
安価なものだとアルコールランプ。高価なものだと、電熱で温めるタイプの熱源もあったりします。
前回紹介したとおり、ぼくは熱源がアルコールランプであることにたまらなくロマンを感じるので、個人的にはアルコールランプ型をおすすめします。
ちょっと余談ですが、ぼくは毎朝、マッチでアルコールランプに火をつけています。いまどき使うことのなくなったマッチ。あれを擦る、というひと手間にもロマンを感じるからです。
とにかく、サイフォンはロマンの塊です。
ロマンを加速させる、コーヒーミル
最後に、ロマンを加速させるもうひとつの要素。コーヒーミルです。
サイフォン本体は何度か買い替えて、いまが3代目。でもコーヒーミルは、15年近くずっと同じものを使い続けています。
そもそも、なぜミルで挽いたほうがいいのか
豆は生き物です。空気に触れれば触れるほど、酸化という現象で、香りやコクがどんどん逃げてしまいます。
だから、なるべく空気に触れる面積を少なくするために、豆のまま保管する。さらには冷蔵庫で保管するのが最適、と言われています。
そして、挽きたてのほうが当然おいしい。さらにコーヒーミルにもこだわると、また道具に愛着が湧いてきます。
選び方は「オープン型」か「クローズ型」か
いろいろな種類のミルがありますが、選び方はふたつです。
ひとつはオープン型。豆をお皿のような部分にのせて挽いていきます。見た目はオープン型のほうがかっこいい。ただ、挽いているあいだに、豆がぴょんぴょん外に飛び出していきます。
もうひとつはクローズ型。コーヒー豆を容器の中に入れて、その中で回します。実用性を考えると、ぼくはクローズ型をおすすめしています。
挽くときのコツは「ゆっくり」
挽くときに、もうひとつ気をつけてほしいことがあります。勢いよくガリガリ回さないことです。
勢いよく回すほど、コーヒー豆に熱が伝わってしまい、その時点で香りが少しずつ飛んでいってしまいます。じっくり、丁寧に、ゆっくり回すこと。これがポイントです。
意外と忘れがちな、あと2つ
サイフォンのセットを買ったときに、もうひとつ必要なものがあるので、一緒に説明しておきます。
ひとつは、豆を撹拌するための木べら。大体のサイフォンセットには付いていたりもしますが、これもプラスチックより木のほうが、より深みが出て良いと思います。
もうひとつは、コーヒーミルに溜まった粉を移すためのブラシ。これも必要になってきます。
これらが揃えば、すぐにサイフォンコーヒーを淹れることができます。
最初は、たぶんうまくいきません。それでも、ぜひ自分の味が出せるように、楽しんで淹れてみてください。
その手間が、あなたの人生に少し彩りを生んでくれるのではないでしょうか。
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